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妄想/連想/暴走――激走する脳内モルヒネの意想。 変態ハードボイルド小説作家の有相無相――
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【Shinobu to Yuji 短編集】
 長編ファッキン・シスターズ・クライストの外伝的一話読みきり短編作品集。笑い、切ない過去、素直じゃない愛情、そしてお決まりのエッチな会話。しのぶと有二のツンデレコンビは、殺人事件がなくても面白い。
 

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【ボチボチと書き始めています】
 いろいろあり、忙しい毎日を過ごしています。
 書きたい衝動は日に日に増してくるのですが、なかなか時間が作れず、昔のようにすべてを犠牲にして書く勇気もなく、いまは我慢の時期かなと思う今日この頃。
 それでも、書かずにはいられないときもあるので、短いエピソード的なものをチマチマと書いたりしています。
 皆様のところへ訪問する時間はまだなかなか作れませんが、毎日少しづつですが、勉強し精進しているところですので、いましばらくお待ちくださいませ。

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 こんにちは、酒井しのぶでございます。


 わたくしたちは幼少の頃から常日頃、道徳というものについて学びます。
 知らず知らずのうちに学んでいることがほとんどで、そのほとんどは童話などからの影響が大きいんじゃないでしょうか。


 たとえば『うさぎとかめ』とか。

 のろまをバカにしたウサギに決闘を申し込むカメ。
 そして、ウサギは途中で道草をくって、お昼寝しちゃってカメに負ける。

 このお話でわたくしたちが学ぶことといえば『継続は力なり』という格言でしょう。
 遅々たる歩みでも、進み続けることに意義があるといったことなのかな。
 うん、たしかにいい教えだと思います。

 
 小説家というのは、ときに他人の作品をプロット解剖したりします。
 わたくしのように、妄想が激しい人間は特に、こういうことをするのが好きです。
 プロット解剖をしたのあとに、自分でストーリーを組み立てるのもまた、楽しみのひとつだったりします。


 プロットというのは小説の骨組みみたいなものです。わかりやすく説明すると、連想ゲームなどでよく使う『いつ、どこで、だれが、なにを、どうした』という場面構成の組み合わせになります。

 仮に『桃太郎』にこれを当てはめてみましょう。


 いつ:
 むかしむかし

 どこで:
 あるところで

 だれが:
 おじいさんとおばあさんが

 なにを:
 桃を

 どうした:
 割った


 うん、単純ですね。
 でもこれがプロットなるものです。
 さらにこれを細分化すると……。


 いつ:
 むかしむかし

 どこで:
 川で

 だれが:
 おばあさんが

 なにを:
 大きな桃を

 どうした 
 拾った

 
 となりますね。
 さらに……。


 いつ:
 むかしむかし

 どこで:
 あるところで

 だれが:
 桃太郎が

 なにを:
 キビ団子を

 どうした:
 犬と猿とキジにあげた


 なんてことになります。

 こうやってそれぞれの場面を単純化して、それを組み合わせていったものがプロットの集合体となり、小説の骨組みが出来上がるわけです。


 プロットというのは基本的に、時間軸にとらわれています。
 昨日の出来事が今日の出来事のあとに来ることはありません。
 
 過去 → 現在 → 未来

 この流れにのっとった年表形式になるのが一般的です。

 
 一方、ストーリーはこれにとらわれません。
 有名な映画『タイタニック』などが好例ですよね。
 現在からはじまり、過去の思い出話をして、また現在に戻るというストーリー展開になってます。

 また、プロットには主人公設定がありません。
 ですので、わたくしの作品のように一人称で書く小説であっても、プロットの段階では主人公視点の構成にはなりません。
 主人公が見たり聞いたりすることができないことでも、書かれていくのがプロットとなり、それはつまり、主人公は知らずとも作者は知っていなければならならことが書かれていくわけです。
 逆にストーリーを練るときには、これらの主人公が知らないことに配慮して、主人公中心のストーリーを展開させていく必要があります。

 
 では、これらを踏まえて『うさぎとかめ』をプロット解剖してみましょうか。

 まずは大雑把に。(わたくしが知る限りとなるのでかなりいい加減ですけどね。笑)


 その一:

 いつ:
 いつだろう? 大昔ねきっと。

 どこで:
 どこだろう? べつにどこでもいいんだろうねきっと。

 だれが:
 ウサギが

 なにを:
 カメを

 どうした:
 のろまだとバカにした

 
 その二:

 いつ:
 いつだろう?(笑)

 どこで:
 どこでもいいのよ!(笑)

 だれが:
 カメが

 なにを:
 ウサギに

 どうした:
 決闘を挑んだ

 
 その三:
 
 いつ:
 いつだろう?(笑)
 
 どこで:
 だからそこでもさぁ……。(笑)

 だれが
 ウサギとカメが
 
 なにを
 それぞれのプライドをかけ

 どうした
 かけっこ競争した


 その四:
 
 面倒なので、ここからはちょっとまとめます。
 
 どうまとめるかといえば、『楽勝とたかをくくったウサギが昼寝をして、カメがそれを追い越して勝った』ってなるんでしょうかね。


 とまぁ、これが基本プロットとなって、これにセリフや描写や心理や背景が付け加えられて『うさぎとかめ』のストーリーが作られるわけです。
 話そのものはとても単純なので、時間軸を入れ替えたストーリー構成にする必要性はあまりありませんが、書く人によっては、こんな書き出しもありですよね。

 おれはあの日、ウサギの野郎との男の勝負に勝った。
 ウサギの野郎は、おれをバカにしやがって、おれはとてつもなく腹が立っていた。
 おれはウサギをぶちのめしてやらなきゃ気が治まらなかった。あの天狗のように伸びた鼻をへし折ってやらずにはいられなかった。だからおれは、あえて野郎が得意の走りで勝負を挑んだ。

 なんて、ちょっとハードボイルドなカメにして、なおかつかけっこ勝負が終わったあとからはじめる『タイタニック』のような書き出しもアリです。(笑)

 
 そしてさらに、プロットさえいじらなければ『うさぎとかめ』なことに変わりはないので、ストーリーに少し色をつけるのもアリとなります。
 たとえばこんなね。

 ウサギの野郎、おれが走り勝負を挑んだら鼻で笑いやがった。そりゃそうだろう、野郎はこの山で一番の早足だからな。逆におれはこの山一番の鈍足。普通に考えりゃ、おれに勝算はない。
 だがしかし、おれはバカじゃない。勝ち目のない勝負なんて挑んだりしない。ウサギの野郎はおれの策略に気がついていない。おれにはしっかり勝算がある。
 おれが挑んだ勝負は、半日がかりの長距離勝負だ。ウサギの野郎は短距離ランナー。長距離ならおれにも勝算はある。それにあの野郎は、飽きっぽくて気が短くて、なおかつ怠け者だ。半日もかかる勝負で真面目に最後まで走り続けるなんて、絶対にありえない。
 脳みそがプリンでできているバカなウサギは、おれのしたたかな策略に気がついちゃいない。
 まったく、どっちがまぬけ野郎だかわかったもんじゃないぜ。おれはこの勝負に勝ち、のろまでまぬけの汚名を消し去り、この山一番のナイスガイにのし上がってやる。

 さらにこんな背景があったりするととっても面白いです。

 おれとウサギの勝負は、たいした楽しみもないこの山の一大イベントとなった。ギャンブル好きなイタチの野郎は賭場を開き、山の動物たちはこぞっておれとウサギにかねを賭けた。
 オッズは二十対一でウサギの勝ちってことになっている。どいつもこいつもみんなウサギに賭けてしまうものだから、賭けが成立しないと、イタチの野郎は嘆いていた。おれは土地の権利書とお気に入りの四十八年型マーキュリー・クーペを売っ払って、さらに銀行からかねを借りて、そのすべてを友達のネズミに渡し、おれに賭けるように頼んだ。
 ネズミの野郎に分け前を払ってやったとしても、おれが勝てば億万長者は確定だ。
 あとは、すでにかねで買収したウサギの愛人を使って、勝負の前日にたらふく酒を飲ませ、走る余力もないほどにファックさせておけば完璧だ。
 おれの勝ちは決まり。ウサギは鈍足のおれに負けて、惨めにこの山を去るしかなくなる。
 おれは億万長者になり、地位も名誉もかねも女も、なにもかも自由にできるようになる。
 脳みそが腐った豆腐でできたウサギ野郎をぶちのめすだけで、おれの人生は大きく変わるんだ。いままで地味に目立たず生きてきたが、それももう終わりだぜ。

 ここまでくると、どうやらカメはいいヤツじゃなさそうです。(笑)
 
 ていうか、さきほどプロット解剖のときに手を抜いて書かなかった時代背景ができてますね。
 四十八年型のマーキュリー・クーペが高く売れるってことは、一九五〇年前後でしょうし、話の流れ的にアメリカで、山に住んでいるのにマーキュリーってことは、街が近いってことでしょうし、さらにこの時代にマーキュリー・クーペに乗るのは黒人が多かったことを考えると、カメは黒人なのかもしれません。(爆)
 
 ウサギは白いでしょうから、黒人をバカにする白人ってことになり、わたくしが勝手に登場させたイタチとネズミは、マフィアのボスと下っ端のチンピラって感じでしょうかね。
 ウサギの愛人はカメの買収に簡単に乗るわけですから、アバズレ確定だし、これでウサギが警官で、カメはマフィアの一員だったりすれば、まぬけな警官がマフィアにはめられるってな図式が完成しちゃいます。(笑)


 あらあら、わたくしがストーリーを作ると『うさぎとかめ』はこんな道徳に反したものになってしまうわけですね。(笑)
 
 そして最後はこんな感じで終わらせば、話はもう完璧にアメリカンアンダーグランドな『うさぎとかめ』になります。

 一九六三年のダラスで、ジョン・ファック・ケネディがドリアンでできた腐った脳みそをぶちまけたときには、イタチと祝杯を上げたもんだ。ウサギの野郎は、おれに走り勝負で負けたあと、山を下りてマフィアのパシリに成り下がった。テキサスでのんきに暮らしていたウサギだったが、ヘロインの調達に失敗してマフィアに大きな借りを作っちまったのが原因で、オズワルドをぶち殺す役目を与えられた。野郎は豚箱のなかでもずっとマフィアに怯え、癌で死ぬまでなにも話さなかった。そういう意味じゃたいしたヤツだったのかもしれない。
 おれは億万長者になり、マフィアの後押しでハワード・ヒューズに取り入り、ラスベガスでホテル経営をはじめた。モルモン教のドラキュラになっちまったハワードは黒人のおれを毛嫌いしたが、そんなこと知ったこっちゃない。おれはホテルで黒人相手にヘロインを売り、その収益をハワードとマフィアにくれてやって、悠々自適な生活を送っていた。
 ウサギの愛人だった女と結婚したが、それは長く続かなかった。ネズミ野郎とおれのかねを盗んでティファナに高飛びしようとしやがったから、イタチに頼んで殺してもらった。死体はマイアミまで運んでワニの沼に捨てたそうだ。骨まで綺麗に食っちまうクロコダイルがウヨウヨしている沼だから、発見されることはない。
 おれは一九六八年のロバート・ケネディ暗殺に関わった。実行犯のサーハン・ヴェシャラ・サーハンを雇ったのはおれだ。
 だがおれは、ロバートのくそったれなトマトでできた脳みそが弾け飛ぶのを見ずに死ぬこととなった。ウサギの愛人との間にできたおれの息子が、おれがウサギの愛人とネズミを殺させたことを知り、真夜中におれを殺しにやってきた。
 銃身を短く切った十二番口径のショットガンが火を噴いて、おれの脳みそは弾け飛んだ。息子はご丁寧に、弾け飛んだ脳みそをかき集めて、おれをマイアミまで運び、ワニの沼に投げ捨てた。

 うん、もうまるっきり『うさぎとかめ』は関係なくなってますね。(笑)
 ていうか、ウサギがジャック・ルビーになっているし。(爆)

 でもまぁ、他人のプロットを利用してストーリーを作るというのは、とても楽しいし、勉強にもなります。
 小説家を目指す人がいたら、こんな妄想もしてみるといいかもしれませんよ。
 
 
 本日の「しのぶが思うハードボイルド」

 カメはやなヤツ、ウサギはまぬけ。ハードボイルドは『うさぎとかめ』からこれらを学ぶ。


 以上でございます。


 それではまた、酒井しのぶでございました。

拍手[8回]

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無題
こんにちは。

とても楽しく読ませていただきました。亀の野望から栄光、そしてバッドエンドへの流れ、そして全体からあふれ出るアメリカンな雰囲気がたまりませんね。

桃太郎バージョンもいつか読んでみたいです!
ジス URL 2010/05/12(Wed)16:15:12 編集
ジスさんへ
 おはようございます。

 楽しんでくれて嬉しいです。
 ハードボイルドもクライムノベルも、ちゃんとしたバッドエンドというよりは、なんかちょっとスッキリしないなぁってくらいのバッドエンドが似合うんですよね。
 そしてやっぱり、アメリカンな展開のほうが格好良いというアメリカかぶれなわたくしでございました。(笑)

 桃太郎は、赤ん坊とお年寄りを扱うので、ハードボイルドに仕上げるのはなかなか難しいかもしれません。
 いや、実際にはいくらでも妄想できているんですが、かなり公序良俗に反するので、なかなか発表できないわ。(そんなにひどいのか。爆)
酒井しのぶ 2010/05/13 07:48
無題
しのぶさん こんにちは

やはり 作家さんの 想像力って
凄いんですね

基本ベースの骨に 
肉を沢山 つけていくと
話が 膨らむのには
ほんと 感動を覚えました。。。
てっちゃん 2010/05/12(Wed)18:22:00 編集
てっちゃんさんへ
 おはようございます。

 もしもカメがこんなやつだったら……って妄想からいろいろ膨らんでいくんですね。
 この記事で書いたピンク字のところは、実際にはプロットを作る以前の下書きのようなものです。こんな風に適当に妄想したことを言葉にしてから、その言葉の端々を読み取って、時代背景や人間相関図を作って、プロット作成をしていくのが、わたくしのやり方です。
 
 でも、こんなのはみんなけっこう妄想しているでしょ?
 ほら、大好きな女の子のこととか……。(笑)
 学校で見る彼女と家に帰った彼女はどう違うのかなとかね。(笑)

 それと一緒ですよ。( *´艸`)
酒井しのぶ 2010/05/13 07:53
無題
道徳は、どこ行った?
あはは、ピンク字のとこ最高だね。
しのぶファンって結構いるんだね、
昨日ある人としのぶ記事の話で盛り上げりました。ジェイソンごっこの話で。
ほんとにしのぶちゃんは、おもしろい!
ももぴん URL 2010/05/12(Wed)19:44:08 編集
ももぴんさんへ
 おはようございます。

 ハードボイルドに道徳はくそくらえです。(爆)
 わたくしのファンですか!? そんなものめずらしい変態……い、いや、素敵なおかたがおられるのですか。(笑)
 とても嬉しいですね。
 ジェイソンゲームってところが……笑えますねぇ。うん、あれは自分でも笑えるもの。(爆)
酒井しのぶ 2010/05/13 07:55
こんばんわ。
しのぶさん、こんばんわ。
凄く解りやすい講座(?)でした。なるほどなあと関心しながらやっぱり笑っちゃいました。
>主人公が見たり聞いたりすることができないことでも、書かれていくのがプロットとなり、それはつまり、主人公は知らずとも作者は知っていなければならならことが書かれていくわけです。
 はい、よく解る解説です。で、でもあそこまで膨らむものでしょうかねえ。やっぱり日頃から枝葉をつけることが習性になっているんでしょうね。自分でも恐ろしくなることってないですか?何か末恐ろしい気もしてきますね(笑)。でもそうでなくっちゃ、多分つまらない三流小説になってしまうんでしょうね。私も子供の頃は物書きになりたいと思っていましたが、うん、やってみようかななんて本気になりそうな程、勉強になりました。私も一応この歳まできて修羅場も見てきましたから、筋書きはまるで2時間ドラマっぽいですけどね。自叙伝的に残しても良いかなあと思ってしまいました。面白くてためになる教育テレビのようなしのぶさんに乾杯!!
 ありがとうございました。
とこ URL 2010/05/12(Wed)20:23:23 編集
とこさんへ
 おはようございます。

 そうなんですね。作者視点の骨格作成がプロットです。(これは作家によって捉え方が違ったりもするのですが)
 一方、登場人物視点になるのがストーリーです。
 たとえば、作品には過去を振り返る形でしか登場しない犯罪や人間関係、おいたちなども、作者としてはしっかり把握していなければならず、そんなこともプロットとして作っていくのが一般的なんじゃないかなと思います。

 わたくしはけっこう細かく設定を作るほうなので、プロットに割く時間は本文を書く時間よりも長いです。この記事で書いたピンク字の部分は、実際にはプロット作成前の構想でしかありません。頭のなかに思い浮かんだことを、このように文章にしてから、それをもとにプロットを作り、プロットをもとにストーリーを構成して、本文を書いていきます。

 自叙伝、いいですね。
 ぜひ書いていただきたい! そして読ませてほしい。( *´艸`)
酒井しのぶ 2010/05/13 08:03
無題
毎回楽しみにしています。
本当にしのぶさんは天才ですね!
あっちがわに中毒症状がでちゃっています。
もうこのブログ無しでは…

僕は脳味噌がナタデココのロッカーでしたが、しのぶさんの音楽センスは完璧です

しのぶさんの創作力は僕の知る限りリッケン325と共に生きた人以来です
ゆき 2010/05/12(Wed)21:35:16 編集
ゆきさんへ
 おはようございます。
 コメントありがとうございます。

 天才なんて、そんなことありません。ただの妄想女子なだけです。(笑)
 325とともにとおっしゃいますと、ジョン・レノンですかね? いやいや、わたくしなどジョンの足の小指の爪の垢でも煎じて飲みたいくらいな、無能な人間でございます。(笑)
 比べるなんておこがましい。
 でもとっても嬉しいです。ありがとうございました。
酒井しのぶ 2010/05/13 08:08
あははは♪
うさぎとかめがハードボイルドになっちゃうなんて~~♪
さすが、しのぶさん❤
なかなか、童話も奥が深いかも・・・

『冬ソナ』をハードボイルド調にしたらどうなるか(爆)興味シンシン(*^m^*)
nonno 2010/05/12(Wed)21:54:31 編集
nonnoさんへ
 おはようございいます。

 冬のソナタですかぁ。(笑)
 あのヨン様スマイルの印象が大きい作品をハードボイルドにするのは、なかなか難しそうですね。
 わたくしの場合、主人公は気に食わないヤツじゃないと、ハードボイルドとしてはどうもしっくりしないので、素敵なヨン様を嫌なヤツにするのは、ヨン様ファンを敵にまわす恐怖との戦いになりそうで怖いです。(笑)
酒井しのぶ 2010/05/13 08:11
無題
なにを

どうした

なにを・・・

どうした・・・

ナニを?

どうした?

ナニを

しごィ・・・やめときます。

てか久々の記事キレすぎ!

かめ悪くてカッコ良すぎ!!

色んなギャップですげー笑いました。

それじゃ愛しのかめちゃんイジッテキマス
sportちょっぷ URL 2010/05/12(Wed)21:58:20 編集
Sportちょっぷさんへ
 おはようございます。

「なに」が「ナニ」になったってことですね。アホすぎますね!(ビューティフル・アッホーの称号を与えましょう)
 

 カメ格好良いでしょう?(笑)
 この格好良さがわかるあたり、やっぱりアメリカかぶれですね!

 カメいじくったら、ちゃんと「首の皮」洗っておきなさいよ!(爆)
酒井しのぶ 2010/05/13 08:14
こんばんは。
ウサギと亀。何気ないことや、ありふれたこと、気をつけないと、通り過ぎてしまうこと。想像の翼を広げてゆくのは、楽しいことですよね。アイデアやプロット、セリフなど、順番がテキトーなことも多いし、つじつま合わせのほうが、大変だったり。それでも、何か、面白いなぁと思えるから、続けられるんですよね。しのぶ姉さんも、カラダとか、キツイときは無理しないでね。
ベイビーひかる。 2010/05/12(Wed)22:32:59 編集
ベイビーひかるさんへ
 おはようございます。

 つじつま合わせは、なきたくなることのほうが多いですけどね。(笑)
 一個ずれると、最初からぜんぶ見直ししなきゃで、ほんと嫌になりますものね。
 でもそんな苦労があるからこそ、出来上がったときの達成感はとても大きいですよね。
 
 お気使いありがとうございます。お互い適度に楽しみつつ、適度にがんばりましょう!
 
酒井しのぶ 2010/05/13 08:16
こんばんわ
こんばんわ。
朝晩はまた冷えるようになりました。

カメ、ワルですなー。
日本の田舎のぽけーっとしたカメが一大変身、ウサギは単なるアホですね(^_^;)
昔話とか、神話とか物語の型としてはとても大事なようですね。結局そのバリエーションで色々物語が発展して。
作家も結構前の作品の影響受けている人多いようですしね。
それにしてもカメ、完全にアメリカンですね。(*^_^*)
はじけ飛ぶカメの甲羅に脳みそのしずく、ハードボイルド(*^_^*)
KOZOU URL 2010/05/13(Thu)01:47:11 編集
KOZOUさんへ
 おはようございます。

 そうなんですよね、童話みたいにシンプルだけどしっかりした作りのものは、現代の作品の骨格として利用されていることが多いですよね。
 わたくしが特に多いなって思うのは、走れメロスでしょうかね。あの「限界ギリギリまで待つ友のもとに現れる」というパターンは、世界中のほぼすべての作品で利用されているんじゃないかと思うほどに、完成度の高い作りだと思います。(メロスの前にも同じようなのはあるのでしょうから、どれが元祖なのかはわかりませんが)

 作曲でもそうなのですが、現代はもうほぼパターンが出尽くしてしまっているので、新たな創作というよりは「既存のものをどう組み合わせるか」という作業を、創作と呼ぶのかもしれません。
 それにほら「お決まりのパターン」ってのがジャンルを構成するのには重要で、ユーザーはその「お決まりのパターン」興奮したり安心したりするものですからね。
 
 ともあれ、カメをハードボイルドにするのは、なかなか面白かったです。(笑)
 これでなにか書いてみるのもいいかなぁなんて思ったり。(笑)
 
酒井しのぶ 2010/05/13 08:24
こんにちは
しのぶさんの想像力と人を惹き込んでいく文章力に感動しました。

以前、しのぶさんが記事で「作家になるための文章の書き方」という内容の本は読んでも意味がないとおっしゃっていましたが、その時にすごく共感しました。
今日あらためてその事を感じました。
りい子☆ URL 2010/05/13(Thu)12:11:17 編集
りい子さんへ
 こんばんは。

 いえいえ、わたくしの文章などたかが知れていますよ。(笑)
 想像力は人並み以上……いや、人とちょっと違う方向ってだけかな?(笑)

 どんな業界でも、教則本を真似することでは独創性は産めませんからね。音楽をやっていたときに思ったことですが、実力のあるミュージシャンはみんな、教則本などで学んだのではなく、自分が好きなミュージシャンを真似することで学んできているんです。だからわたくしも、わたくしの好きな小説を読んでそれを真似ることで自分の世界を作っています。
酒井しのぶ 2010/05/13 19:30
無題
カメ逝けてます!
頭が吹っ飛んでるし弾は鹿狩りか熊用ですかね?
短く切ったショットガンでマンガのワイルド7とか
思い出したりしました。
やっぱ、面白いですよ
しのぶ先生の書いたやつ。

猿カニ合戦だとマフィアのドンパチ辺りから
妄想するのかな?
それとも、政治絡みで始まる物語かな?
と、勝手にしのぶ先生がどう話を作るのか
想像するのも、楽しいですね!
aqua 2010/05/13(Thu)15:08:16 編集
aquaさんへ
 こんばんは。

 詳しいですねぇ。トリプルAの鹿玉でしょうね、たぶん。(笑)
 そうなんですね、ポイントは「短く切った」ってところなんです。わかってくれて嬉しいわ。(笑)

 猿カニ合戦は、忠臣蔵ですよねぇ。(爆)
 まぁ、書くとすればマフィアものでしょうけど、猿カニ合戦は、猿に仕返しをするシーンなど、話が細かく作り上げられてしまっているので、別物に書き変えるのはなかなか難しいと思います。
 政治はさっぱりわからないので、わたくしには無理ですね。(笑)
酒井しのぶ 2010/05/13 19:34
だーはっはっはぁ
楽しく読めました!
しのぶさんやっぱり思考回路が面白い!
Neomatrix URL 2010/05/13(Thu)17:23:29 編集
Neomatrixさんへ
 こんばんは。

 ええ、思考回路が「あっちがわ」なんです。(どっちがわ!? 笑)
 楽しんでくれて嬉しいです。(*´ω` )ノ
酒井しのぶ 2010/05/13 19:35
無題
さすが!
面白いですね~
キレキレです!

賭博の描写・・・
何かをパクってません?(笑)
こちくん URL 2010/05/13(Thu)18:15:46 編集
こちくんさんへ
 こんばんは。

 賭博描写は、ネタがあります。
 ブラック・ダリアという小説で、主人公がボクシングの試合をするときに財産を投げ打って自分に賭けるんです。それの真似です。
 映画にもなっているから、もしかしたら映画でもその描写があったかもしれませんね。
 わたくしの書くものはすべて、このブラック・ダリアを書いたジェイムズ・エルロイ様の影響下にあるので、エルロイ作品を読んでいたら、どれもすべて真似に見えると思いますよ。(笑)
酒井しのぶ 2010/05/13 19:39
無題
マーキュリークーペが出てきちゃいましたね(笑)
その時点でしのぶさんのセンスにぞっこんです!
風魔 URL 2010/05/15(Sat)00:25:27 編集
風魔さんへ
 こんにちは。
 これもわたくしが好きな小説の受け売りなのですけどね。(笑)
 車の車種や年式などは、それだけで時代や雰囲気を把握しやすいという特徴があるので、作品に盛り込むのは好きなんです。
 マーキュリーいいですよねぇ。いや、あの時代の車はどれもいいなぁ。(笑)
酒井しのぶ 2010/05/19 16:12
追伸。
お仕事頑張ってくださいね。でも身体お大事に。。。
とこ URL 2010/05/17(Mon)12:33:13 編集
とこさんへ
 こんにちは。
 お気使いありがとうございます。
 体はぜんぜん大丈夫です。仕事も忙しいことはないのですが、外出することが多くなったので、なかなか落ち着いてブログの更新ができないでいます。
 申し訳ありません。

 が、がんばって書きますからね!(笑)
酒井しのぶ 2010/05/19 16:14
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