チープで低俗でＢ級以下が好き

　こんばんは、酒井しのぶでございます。
　
　
　今日は大掃除ならぬ、小掃除をしていたわけですが、小説もけっこう書けました。
　いま書いている長編小説も、けっこう進んだかな。
　あとたぶん、四話か五話くらいで書き終わる予定です。年内に書き終わらせて、年明けから発表していきたかったんだけど、無理でした。残念無念。
　
　わたくしの長編は、ろくでもない出来事が題材になるんですよ。
　たとえば今回のは……え？　それは言えないですよ。あたりまえじゃないですか、まだ書き終わっていないんだから。（笑）
　
　前回書いた、ファッキン・シスターズ・クライストを例にしましょうか。
　ズバリ、変態性癖でした。
　相互オ○ニーとか、兄妹の近親相姦とか、下着フェチとか、首吊りオ○ニーとか、学生服フェチとか……まぁあれです、思いつく限りの低俗な性癖を題材に事件を勃発させたわけです。（ありえませんね、このハレンチさは　笑）
　
　わたくしは、〝低俗〟とか〝Ｂ級〟とかって言葉にとっても弱いのです。
　もう、そんな言葉を聞いただけでゾクゾクしちゃいますね。（アホってことですね）
　
　そんな傾向は、普段の生活にも現れていましてね。
　たとえばコーヒー。
　けっこうな値段の豆を買ってきて、ミル（豆を挽く機械）で挽いてサイフォンで沸かしたりもするのですがね。（父が若い頃に使っていたものをパクッてきたんです）
　インスタントコーヒーも好きなんですよ。ブレンディの水で溶けるヤツね。
　あと、缶コーヒーも好きです。
　そのときの気分で、飲み分けています。
　
　お酒でも一緒。
　缶ビールは、アサヒのスーパードライが一番好きなんですが、ドラフトワンとかの安いのも買い置きしてあります。それも気分で飲み分ける。
　ワイルド・ターキー、ボンベイ・サファイア、サザン・カンフォート、カティ・サーク、あとは焼酎だったら、いいちこあたりが常備されていますが、９９ショップで買える合成酒（日本酒の偽者ね）のパックのちっこいのとかも飲んだりします。

　あれなんですよ、〝チープ〟なものに魅力を感じたりするんです。
　変ですね。（ええ、わかっていますとも……）
　
　チープと言えば、ダイソーに行くと、どうでもいいものばっかりたくさん買っちゃって、五千円近く払っているときってありませんか？　わたくしはよくあります。それで、けっきょくはたいして役に立たなかったりするんですけどね。チープだからいいんです。（アホですね）

　タバコを吸うわたくしは、ダイソーで売っているチープなライターが好きだったりするんです。無意味に光ったりするやつね。

　ＬＥＤでライト機能がついてるライターとかありますけど、あれってさぁ、ライトつけるよりも火をつけたほうが明るいじゃん！　って思いますよね。でもいいんです。チープだから許せるんです。そんなおバカな機能にゾクゾクするんです。
　
　なんか、また話がどこに向かっているのか自分でもわからなくなってきましたねぇ。
　
　なにが言いたかったのかともうしますと、わたくしはそんなチープで低俗な作品を書きたいなって思うのですよ。
　もちろんそれは、つまらないってことではありません。題材にするものや、世界感みたいな部分が、チープっていう意味でね。
　たとえば、作品の舞台を新宿区と杉並区の新宿寄りにしているのも、そんな理由ですね。新宿って駅前は立派ですが、駅からちょっと離れればものすごくチープですからね。
　ヒロインの酒井しのぶ（わたくしと同姓同名です）は、お金持ちでセレブなアラフォーを気取っているわけですが、住んでいる街は阿佐ヶ谷だったりするし、主人公の片桐有二は新宿南口の目の前に住んでいて、生活感がまったくない見た目もかっこいい男なのに、ちょっと変態だったりね。下着の匂いが好きだったりするわけですよ。
　そんなギャップが、わたくしは好きなのです。
　
　人間っていうのは、他人に見せたい側面と、見せたくない側面を持ち合わせていて、それのバランスが崩れると、心理的に（大なり小なり）病んできちゃうわけですが、そんなコンプレックスのかたまりみたいな人間の弱さを、登場人物の生活スタイルや性格に、わかりやすく反映させてみたいなという狙いもあって、わたくしの好きなチープとゴージャスを掛け合わせた世界を、かなり極端に書いてみているわけです。（うまく書けているかは疑問ですが……）
　
　だいたいにして、他人に見られたくない側面なんてなんでもいいんですけどね。
　たとえば、超おかね持ちでかっこよくってチョイ悪おやじふうな男性が犯人の作品を作ったとします。
　わたくしとしては、その男性の〝脆さ〟を犯行の動機にしたいなと考えるわけです。
　ですが、その〝脆さ〟が、つまり〝他人に知られたくない側面〟というのが、あまりにも作品にしたときの〝不気味さ〟とか〝危険な匂い〟とかにかけているものだと、ミステリーとしては拍子抜けしてしまいますからね。
　たとえば、犯人は〝粉ミルクフェチで、四十過ぎていまだに哺乳ビンでミルクを飲むのが趣味だった〟とかって、絶対知られたくないことだろうけど、それじゃあちょっとねぇ……ってなります。
　同じ低俗な側面を表すなら、やはり、〝犯人は極度のＭで、女王様のピンヒールの踵を、○○○（自主規制）に突っ込まれて大喜びする変態だった〟とかのほうが、盛りあがるでしょう？　盛りあがるし、低俗だしね。言うことなしです。（笑）
　
　そうやって、わたくしの作品は、下品な方向にどんどん転がって行っちゃうわけですよ。
　
　なんか今日はちょっと、ハレンチな発言も出てしまう内容になりましたが、しかたありませんね、書いてるわたくしがハレンチな生き物なんですから。
　
　まぁとにかく、長編をさっさと書きあげて、修正して、誤字脱字チェックして、来月中には発表したいと思っています。
　もうしばらくお待ちくださいませ。


　それではまた、酒井しのぶでございました