妄想/連想/暴走――激走する脳内モルヒネの意想。 変態ハードボイルド小説作家の有相無相――
酒井しのぶの作品紹介
【ファッキン・シスターズ・クライスト】
酒好きで女好きで自堕落で格好つけの片桐有二は、二十五年まえに体験したレイプ事件のトラウマに悩まされる、ハードボイルドを気取った私立探偵。ある依頼がもとで、変態性癖が巻き起こす事件に首を突っ込むことになってしまう。高飛車で自分勝手なふしだら女の酒井しのぶと共に、事件の真相を探りだすのだが……推理あり、シリアスありの、本格ハードボイルド長編小説。
【あいつとの電話】
ツンデレコンビのしのぶと有二。小説のなかだけじゃなく、普段の会話も超ツンデレ&超下品でちょっぴりエッチ!
酒井しのぶの小説に登場する二人が織り成す、会話のみの超ショートショート作品集です。一話読みきりなので、お気軽に読んでいただければと思います。
【Shinobu to Yuji 短編集】
長編ファッキン・シスターズ・クライストの外伝的一話読みきり短編作品集。笑い、切ない過去、素直じゃない愛情、そしてお決まりのエッチな会話。しのぶと有二のツンデレコンビは、殺人事件がなくても面白い。
(注: すべての作品がR15指定です。作品の性格上、性描写、暴力描写、差別的発言などが各所に出てきます。不快に思う人は読まないでください)
酒好きで女好きで自堕落で格好つけの片桐有二は、二十五年まえに体験したレイプ事件のトラウマに悩まされる、ハードボイルドを気取った私立探偵。ある依頼がもとで、変態性癖が巻き起こす事件に首を突っ込むことになってしまう。高飛車で自分勝手なふしだら女の酒井しのぶと共に、事件の真相を探りだすのだが……推理あり、シリアスありの、本格ハードボイルド長編小説。
【あいつとの電話】
ツンデレコンビのしのぶと有二。小説のなかだけじゃなく、普段の会話も超ツンデレ&超下品でちょっぴりエッチ!
酒井しのぶの小説に登場する二人が織り成す、会話のみの超ショートショート作品集です。一話読みきりなので、お気軽に読んでいただければと思います。
【Shinobu to Yuji 短編集】
長編ファッキン・シスターズ・クライストの外伝的一話読みきり短編作品集。笑い、切ない過去、素直じゃない愛情、そしてお決まりのエッチな会話。しのぶと有二のツンデレコンビは、殺人事件がなくても面白い。
(注: すべての作品がR15指定です。作品の性格上、性描写、暴力描写、差別的発言などが各所に出てきます。不快に思う人は読まないでください)
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【ボチボチと書き始めています】
いろいろあり、忙しい毎日を過ごしています。
書きたい衝動は日に日に増してくるのですが、なかなか時間が作れず、昔のようにすべてを犠牲にして書く勇気もなく、いまは我慢の時期かなと思う今日この頃。
それでも、書かずにはいられないときもあるので、短いエピソード的なものをチマチマと書いたりしています。
皆様のところへ訪問する時間はまだなかなか作れませんが、毎日少しづつですが、勉強し精進しているところですので、いましばらくお待ちくださいませ。
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こんばんは、酒井しのぶでございます。
わたくしが子供の頃、缶コーヒーと言ったらポッカでございました。
いったいぜんたい、あのおじさんはどこの誰なのか、それは子供にとってとんでもないミステリーの一つでございました。(嘘です、すいません。汗)
ポッカコーヒーのあのおじさん。
パパの兄にそっくりだったんです。
いまだにポッカ=パパの兄という脳内イメージは消すことができません。(笑)
まえにも書いたかもしれませんが、そんなことはまったくぜんぜん気にしないで書いちゃいますね。
わたくしは子供の頃、大きな一軒屋に住んでいました。
といっても、我が家は小さな町工場で働くパパのもとで、貧乏とまではいきませんが中の下くらいな経済事情の家庭でしたから、その家は借家でした。
大人になってから知ったことですが、知り合いが海外出張している何年かの間だけ借りていた家だったんですね。
古びた木戸を開け、ブロック塀に囲まれたとても広い庭。
埋めて使えなくなっている井戸があり、洗濯場だったであろう木の屋根の水場がありました。
乗用車なら四、五台は楽に止められる広さだったと記憶しています。
大掃除のときにしか開けない離れは、隣のトトロに出てくるようなタイル張りの丸い湯船が二つ並んだお風呂場で、その向いの母屋に繋がる扉の先には、やはり使っていないかまどのある台所になっていました。トトロに出てくるような家を想像していただければ大きな違いはないと思います。
ただ違うのは、そのお風呂も台所も、当時すでに使われておらず、別にお風呂とダイニングキッチンが増設されていました。
玄関を開けると、左手に長い廊下があり、右に行くと広いダイニング。廊下からでも入れる広い部屋は居間になっており、ダイニングとも繋がってました。
居間の隣には四人家族全員の布団を敷いてもまだその倍は敷けるであろう広い寝室。
廊下は居間と寝室の反対側にもう一本あり、ダイニングから一番遠い廊下のつきあたりに、汲み取り式のトイレ。
そこから台所まで、三畳ほどの狭い部屋が五つか六つ並んでいて、ダイニングに一番近い部屋を子供部屋として使っていました。
これらの狭い部屋はどれも同じ造りで、下宿部屋のような感じでした。まったく使用していなかったので、大掃除のとき以外は入らないように言われていたに、しょっちゅう入り込んでは埃だらけで遊び、怒られていたのを覚えています。
とまぁ、そんな大きな家に住んでいたわけですが、今日の記事に家の様子はあまり関係ありません。(またいつもの流れだこりゃ。笑)
その家は市営競馬場の目の前にあったのですが、すぐそばに酒屋さんがありましてね。
その酒屋さん、小さな店なのですが、競馬場のおかげでしょうか、いまでも建て替えをして繁盛しているようです。
わたくしが子供の頃は、コンビニなんてありませんでした。セブンイレブンが七時から十一時で営業を開始しだしたのだってまだ先だったわけで、ファミレスだって幼稚園の頃はなかったような気もします。あっても身近じゃなかったのは間違いありませんね。
小学校になってから、すかいらーくに月に一度の贅沢をしに行っていたのは覚えていますが。(笑)
そんな時代です。
我が家の近所には駄菓子屋もなかったので、お小遣いをもらってお菓子を買いに行くのは、いつもその酒屋さんでした。
広い家だったこともあり、よく親戚で集まっては飲んだりマージャンをしたりというのがしょっちゅうだった我が家。
祖母が近所に住んでいたこともあり、わたくしが初孫だったこともありで、祖母が我が家にいつも来ていたことから、パパの兄弟がいつも誰かしら来ている、そんな家でした。(基本的にいまでも親戚みんな近所で仲良く交流しております)
当時はタバコだのお酒だのを、子供がお遣いしたりなんて当たり前のことでしたから、お駄賃をもらっては酒屋さんに行き、大人たちのビールだのタバコだのを買うついでにお菓子だのジュースだのを買っていました。
タバコといえば、当時はマイルドセブンとセブンスターのパッケージがそっくりで、子供には見分けがつかなかったんですね。自動販売機で買うときに、よく間違えてしまい、親戚のおばさんに怒られたりしていました。(笑)
その酒屋さんの前には自動販売機がたくさん並んでいましてね。
たしか七十円で瓶のセブンナップが買えた記憶があります。コーラもファンタもジンジャーエールも瓶でした。
あれはどこのメーカーだったか忘れましたが、オレンジジュースとりんごジュース。
250ミリリットルのスチール缶で、黒地にオレンジの絵、りんごの絵って具合なデザインだったような。
それくらいかしら、缶だったのって。
ああ、あと不二家のネクターはありましたね。
カナダドライは、ジンジャーエールだけじゃなくって、粒入りのオレンジジュースとかありましたよね。(よねって、いまの子は知らないか。笑)
緑色の瓶だったっけか。
自動販売機には、栓抜きが設置されていたんです。
へっこんだところに栓抜きがついていて、そこに瓶を差し込んでクイッてやると栓が外れ、王冠は販売機のなかのゴミ箱に落ちて行く仕組みだったんです。
王冠の裏に塩化ビニールでの目隠しが貼ってあって、それをめくると、アタリとかハズレとか書いてあったりするジュースがありましてね。
たしかファンタだったような記憶があるんだけど、違ったかもしれません。
自動販売機で栓を抜くときに、栓が販売機のなかのゴミ箱に落ちないように、片手をそのへっこみのなかに入れ、片手で瓶を握ってクイッてやるんですよ。
幼稚園児でしたからね。
瓶を落として割っちゃったりするんです。(泣)
あるときなんかは、変なふうに力がかかったのか、瓶が首のところで折れましてね。(ファンタのグレープでした。笑)
栓抜きが設置してあるへっこみのところへ、王冠を拾うために突っ込んでいた左手がザックリ切れて血だら真っ赤になったんです。(ぬおぅ! スプラッターだ!! 笑)
すっごい痛いんだけど、瓶が割れたショックと、自分がいけないって意識と、家に帰ったら怒られるんじゃないかという恐怖で、泣けませんでした。
泣けないどころか、悪いことをしたって思いがあったから家に帰れなくって、割れた瓶を右手に、ザックリ切れている左手から溢れる血は洋服のお腹のところで拭いて、半べその顔を歪めたまま家のまえに突っ立っていたんです。
家の目の前はバス停になっていまして、バスから降りてきた知らないおばちゃんが、ものすごい顔でわたくしに近づいてきましてね。
「どうしたの!? だいじょうぶ!?」って。
「おうちはどこ?」って聞かれて、「ここ」って。(爆)
おばちゃんに話しかけられたことで、こらえていたものが押さえきれなくなって泣き出しちゃったんです。
そのまま、おばちゃんに連行され家に入り、病院に直行でした。(笑)
その当時の炭酸飲料といえば、セブンナップ、コカコーラ、ジンジャーエール、ファンタはオレンジとグレープ、それにチェリオもあったかな。
サイダーはいろいろありましたね。
三ツ矢サイダー、スプライト、リボンシトロン。
そんなくらいでしたかね。
小学校になると、いろいろと増えました。
わたくしが小学校の頃は、まさに炭酸飲料黄金時代だったんじゃないかしら。(笑)
ペプシコーラ、レモンスカッシュ、マウンテンデュー、ドクターペッパー、チェリーコーク、などなど。
容器も缶が主流になりだしましたが、炭酸飲料は小さい瓶で、王冠ではなく回転式のアルミ栓のものになりました。
いろんな炭酸飲料が、発売されては消えてきましたね。
キリンメッツでガラナってのがありましたね。あの当時はガラナ流行ったんだよなぁ。
たしかサントリーだったと思うけど、サスケってコーラ系の炭酸飲料がありました。
キャッチコピーがコーラの前を横切るやつとかなんとかだったっけ。猛スピードで横切って消えてしまいましたがね。(爆)
ドクターペッパーも、わたくしは大好きだったんですが、すぐに消えましたよね。最近また復活していて嬉しいです。
中学生の頃。
たしか少年サンデーだったかなぁ。
TO-Yって漫画がありました。
音楽漫画です。
主人公の藤井冬威がパンクバンドをやっていて、スカウトされアイドルになっていくなかでの出来事を描いた作品ですね。
登場キャラのモデルに実在の有名ミュージシャンがたくさん出てくることでも知られる漫画です。
たとえば、吉川晃司とか。
たとえば、鮎川誠とか。
たとえば、ピーター・マーフィーとか。
たとえば、サンプラザ中野とか。
見た目がそのまんまだったので、それはアリなのか? と思ったりしたものです。(笑)
主人公が藤井ってのも、藤井郁弥(現、藤井フミヤ)の影響でしょうね。
その漫画で、冬威が所属していたパンクバンドGaspのベーシストだったイサミってのがいるんですけどね。
あるシーンで、二矢って女の子にみんながコーラを買ってくるように言うんですよ。
パシリってやつですね。
そのときにイサミだけがクラシック・コーラを頼むんですね。
近所になくって、隣町まで買いに行っちゃう二矢なわけですが、二矢がいない間に話が展開するわけで、作者的には重要な仕掛けだったのでしょう。(笑)
クラシックコーラは、それ以前から知っていましたが、通常のコーラと大きな違いとかわからなかったし、缶の見た目がちょっと違うんだなってくらいにしか思っていませんでした。
ですが、なぜでしょうかね。
漫画で描かれたクラシックコーラのデザインを観て、なにかこう格好良さを感じてしまったんですね。
それっきり、コーラといえばクラシックよ! ってのがわたくしのスタンスでございます。(笑)
画像さがしたんですけどねぇ。これはたぶんいまのデザインですね。昔はもっと渋いデザインだったと思います。
甘さが控えめなところが大人になった気分で大好きでした。(笑)
ちなみに、このTO-Y。
一九八七年にOVAになっているんですが、その二矢って女の子、ヒロインポジションなんですが、声優がNOKKOで、ちょびっと話題になったようなならなかったような。(笑)
当時の漫画にはあまりなかった、細い線のタッチで、独特の世界感があったし、主人公が子供ってだけで、ほとんどの登場人物が大人だったりもして、ちょびっとだけエッチだったりもして、背伸びする年頃の中学生には魅力満載な漫画でございました。
森が丘園子っていうアイドルが、二矢と対比するもう一人のヒロインだったんです。
アイドルだから、森が丘園子は芸名で、本名は小石川日出朗。冬威のいとこって設定で、名前が名前だから、オカマ疑惑があったりもするんですが、女です。(たぶん……。笑)
色っぽくて、冬威の部屋で下着姿のままでいたり、強気で勝気なんだけど、アイドルだからぶりっ子だったりして、とっても魅力的なキャラで、わたくしの人間形成にかなり影響を与えてくれちゃいました。(笑)
男の部屋で下着姿っていうと、探偵物語のナンシーとかほりを思い浮かべますね。日出朗のイメージもそんな感じです。
なんだか、いつの間にか漫画の紹介になっていますね。(汗)
まぁ、話があちこちに飛んで戻ってこないのは、いつものことだからいいか。(笑)
本日の「しのぶが思うハードボイルド」
気が抜けたコーラみたいに、ぬるくて甘ったるくなる前に弾けとけ。
以上でございます。
それではまた、酒井しのぶでございました。
わたくしが子供の頃、缶コーヒーと言ったらポッカでございました。
いったいぜんたい、あのおじさんはどこの誰なのか、それは子供にとってとんでもないミステリーの一つでございました。(嘘です、すいません。汗)
ポッカコーヒーのあのおじさん。
パパの兄にそっくりだったんです。
いまだにポッカ=パパの兄という脳内イメージは消すことができません。(笑)
まえにも書いたかもしれませんが、そんなことはまったくぜんぜん気にしないで書いちゃいますね。
わたくしは子供の頃、大きな一軒屋に住んでいました。
といっても、我が家は小さな町工場で働くパパのもとで、貧乏とまではいきませんが中の下くらいな経済事情の家庭でしたから、その家は借家でした。
大人になってから知ったことですが、知り合いが海外出張している何年かの間だけ借りていた家だったんですね。
古びた木戸を開け、ブロック塀に囲まれたとても広い庭。
埋めて使えなくなっている井戸があり、洗濯場だったであろう木の屋根の水場がありました。
乗用車なら四、五台は楽に止められる広さだったと記憶しています。
大掃除のときにしか開けない離れは、隣のトトロに出てくるようなタイル張りの丸い湯船が二つ並んだお風呂場で、その向いの母屋に繋がる扉の先には、やはり使っていないかまどのある台所になっていました。トトロに出てくるような家を想像していただければ大きな違いはないと思います。
ただ違うのは、そのお風呂も台所も、当時すでに使われておらず、別にお風呂とダイニングキッチンが増設されていました。
玄関を開けると、左手に長い廊下があり、右に行くと広いダイニング。廊下からでも入れる広い部屋は居間になっており、ダイニングとも繋がってました。
居間の隣には四人家族全員の布団を敷いてもまだその倍は敷けるであろう広い寝室。
廊下は居間と寝室の反対側にもう一本あり、ダイニングから一番遠い廊下のつきあたりに、汲み取り式のトイレ。
そこから台所まで、三畳ほどの狭い部屋が五つか六つ並んでいて、ダイニングに一番近い部屋を子供部屋として使っていました。
これらの狭い部屋はどれも同じ造りで、下宿部屋のような感じでした。まったく使用していなかったので、大掃除のとき以外は入らないように言われていたに、しょっちゅう入り込んでは埃だらけで遊び、怒られていたのを覚えています。
とまぁ、そんな大きな家に住んでいたわけですが、今日の記事に家の様子はあまり関係ありません。(またいつもの流れだこりゃ。笑)
その家は市営競馬場の目の前にあったのですが、すぐそばに酒屋さんがありましてね。
その酒屋さん、小さな店なのですが、競馬場のおかげでしょうか、いまでも建て替えをして繁盛しているようです。
わたくしが子供の頃は、コンビニなんてありませんでした。セブンイレブンが七時から十一時で営業を開始しだしたのだってまだ先だったわけで、ファミレスだって幼稚園の頃はなかったような気もします。あっても身近じゃなかったのは間違いありませんね。
小学校になってから、すかいらーくに月に一度の贅沢をしに行っていたのは覚えていますが。(笑)
そんな時代です。
我が家の近所には駄菓子屋もなかったので、お小遣いをもらってお菓子を買いに行くのは、いつもその酒屋さんでした。
広い家だったこともあり、よく親戚で集まっては飲んだりマージャンをしたりというのがしょっちゅうだった我が家。
祖母が近所に住んでいたこともあり、わたくしが初孫だったこともありで、祖母が我が家にいつも来ていたことから、パパの兄弟がいつも誰かしら来ている、そんな家でした。(基本的にいまでも親戚みんな近所で仲良く交流しております)
当時はタバコだのお酒だのを、子供がお遣いしたりなんて当たり前のことでしたから、お駄賃をもらっては酒屋さんに行き、大人たちのビールだのタバコだのを買うついでにお菓子だのジュースだのを買っていました。
タバコといえば、当時はマイルドセブンとセブンスターのパッケージがそっくりで、子供には見分けがつかなかったんですね。自動販売機で買うときに、よく間違えてしまい、親戚のおばさんに怒られたりしていました。(笑)
その酒屋さんの前には自動販売機がたくさん並んでいましてね。
たしか七十円で瓶のセブンナップが買えた記憶があります。コーラもファンタもジンジャーエールも瓶でした。
あれはどこのメーカーだったか忘れましたが、オレンジジュースとりんごジュース。
250ミリリットルのスチール缶で、黒地にオレンジの絵、りんごの絵って具合なデザインだったような。
それくらいかしら、缶だったのって。
ああ、あと不二家のネクターはありましたね。
カナダドライは、ジンジャーエールだけじゃなくって、粒入りのオレンジジュースとかありましたよね。(よねって、いまの子は知らないか。笑)
緑色の瓶だったっけか。
自動販売機には、栓抜きが設置されていたんです。
へっこんだところに栓抜きがついていて、そこに瓶を差し込んでクイッてやると栓が外れ、王冠は販売機のなかのゴミ箱に落ちて行く仕組みだったんです。
王冠の裏に塩化ビニールでの目隠しが貼ってあって、それをめくると、アタリとかハズレとか書いてあったりするジュースがありましてね。
たしかファンタだったような記憶があるんだけど、違ったかもしれません。
自動販売機で栓を抜くときに、栓が販売機のなかのゴミ箱に落ちないように、片手をそのへっこみのなかに入れ、片手で瓶を握ってクイッてやるんですよ。
幼稚園児でしたからね。
瓶を落として割っちゃったりするんです。(泣)
あるときなんかは、変なふうに力がかかったのか、瓶が首のところで折れましてね。(ファンタのグレープでした。笑)
栓抜きが設置してあるへっこみのところへ、王冠を拾うために突っ込んでいた左手がザックリ切れて血だら真っ赤になったんです。(ぬおぅ! スプラッターだ!! 笑)
すっごい痛いんだけど、瓶が割れたショックと、自分がいけないって意識と、家に帰ったら怒られるんじゃないかという恐怖で、泣けませんでした。
泣けないどころか、悪いことをしたって思いがあったから家に帰れなくって、割れた瓶を右手に、ザックリ切れている左手から溢れる血は洋服のお腹のところで拭いて、半べその顔を歪めたまま家のまえに突っ立っていたんです。
家の目の前はバス停になっていまして、バスから降りてきた知らないおばちゃんが、ものすごい顔でわたくしに近づいてきましてね。
「どうしたの!? だいじょうぶ!?」って。
「おうちはどこ?」って聞かれて、「ここ」って。(爆)
おばちゃんに話しかけられたことで、こらえていたものが押さえきれなくなって泣き出しちゃったんです。
そのまま、おばちゃんに連行され家に入り、病院に直行でした。(笑)
その当時の炭酸飲料といえば、セブンナップ、コカコーラ、ジンジャーエール、ファンタはオレンジとグレープ、それにチェリオもあったかな。
サイダーはいろいろありましたね。
三ツ矢サイダー、スプライト、リボンシトロン。
そんなくらいでしたかね。
小学校になると、いろいろと増えました。
わたくしが小学校の頃は、まさに炭酸飲料黄金時代だったんじゃないかしら。(笑)
ペプシコーラ、レモンスカッシュ、マウンテンデュー、ドクターペッパー、チェリーコーク、などなど。
容器も缶が主流になりだしましたが、炭酸飲料は小さい瓶で、王冠ではなく回転式のアルミ栓のものになりました。
いろんな炭酸飲料が、発売されては消えてきましたね。
キリンメッツでガラナってのがありましたね。あの当時はガラナ流行ったんだよなぁ。
たしかサントリーだったと思うけど、サスケってコーラ系の炭酸飲料がありました。
キャッチコピーがコーラの前を横切るやつとかなんとかだったっけ。猛スピードで横切って消えてしまいましたがね。(爆)
ドクターペッパーも、わたくしは大好きだったんですが、すぐに消えましたよね。最近また復活していて嬉しいです。
中学生の頃。
たしか少年サンデーだったかなぁ。
TO-Yって漫画がありました。
音楽漫画です。
主人公の藤井冬威がパンクバンドをやっていて、スカウトされアイドルになっていくなかでの出来事を描いた作品ですね。
登場キャラのモデルに実在の有名ミュージシャンがたくさん出てくることでも知られる漫画です。
たとえば、吉川晃司とか。
たとえば、鮎川誠とか。
たとえば、ピーター・マーフィーとか。
たとえば、サンプラザ中野とか。
見た目がそのまんまだったので、それはアリなのか? と思ったりしたものです。(笑)
主人公が藤井ってのも、藤井郁弥(現、藤井フミヤ)の影響でしょうね。
その漫画で、冬威が所属していたパンクバンドGaspのベーシストだったイサミってのがいるんですけどね。
あるシーンで、二矢って女の子にみんながコーラを買ってくるように言うんですよ。
パシリってやつですね。
そのときにイサミだけがクラシック・コーラを頼むんですね。
近所になくって、隣町まで買いに行っちゃう二矢なわけですが、二矢がいない間に話が展開するわけで、作者的には重要な仕掛けだったのでしょう。(笑)
クラシックコーラは、それ以前から知っていましたが、通常のコーラと大きな違いとかわからなかったし、缶の見た目がちょっと違うんだなってくらいにしか思っていませんでした。
ですが、なぜでしょうかね。
漫画で描かれたクラシックコーラのデザインを観て、なにかこう格好良さを感じてしまったんですね。
それっきり、コーラといえばクラシックよ! ってのがわたくしのスタンスでございます。(笑)
画像さがしたんですけどねぇ。これはたぶんいまのデザインですね。昔はもっと渋いデザインだったと思います。
甘さが控えめなところが大人になった気分で大好きでした。(笑)
ちなみに、このTO-Y。
一九八七年にOVAになっているんですが、その二矢って女の子、ヒロインポジションなんですが、声優がNOKKOで、ちょびっと話題になったようなならなかったような。(笑)
当時の漫画にはあまりなかった、細い線のタッチで、独特の世界感があったし、主人公が子供ってだけで、ほとんどの登場人物が大人だったりもして、ちょびっとだけエッチだったりもして、背伸びする年頃の中学生には魅力満載な漫画でございました。
森が丘園子っていうアイドルが、二矢と対比するもう一人のヒロインだったんです。
アイドルだから、森が丘園子は芸名で、本名は小石川日出朗。冬威のいとこって設定で、名前が名前だから、オカマ疑惑があったりもするんですが、女です。(たぶん……。笑)
色っぽくて、冬威の部屋で下着姿のままでいたり、強気で勝気なんだけど、アイドルだからぶりっ子だったりして、とっても魅力的なキャラで、わたくしの人間形成にかなり影響を与えてくれちゃいました。(笑)
男の部屋で下着姿っていうと、探偵物語のナンシーとかほりを思い浮かべますね。日出朗のイメージもそんな感じです。
なんだか、いつの間にか漫画の紹介になっていますね。(汗)
まぁ、話があちこちに飛んで戻ってこないのは、いつものことだからいいか。(笑)
本日の「しのぶが思うハードボイルド」
気が抜けたコーラみたいに、ぬるくて甘ったるくなる前に弾けとけ。
以上でございます。
それではまた、酒井しのぶでございました。
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