妄想/連想/暴走――激走する脳内モルヒネの意想。 変態ハードボイルド小説作家の有相無相――
酒井しのぶの作品紹介
【ファッキン・シスターズ・クライスト】
酒好きで女好きで自堕落で格好つけの片桐有二は、二十五年まえに体験したレイプ事件のトラウマに悩まされる、ハードボイルドを気取った私立探偵。ある依頼がもとで、変態性癖が巻き起こす事件に首を突っ込むことになってしまう。高飛車で自分勝手なふしだら女の酒井しのぶと共に、事件の真相を探りだすのだが……推理あり、シリアスありの、本格ハードボイルド長編小説。
【あいつとの電話】
ツンデレコンビのしのぶと有二。小説のなかだけじゃなく、普段の会話も超ツンデレ&超下品でちょっぴりエッチ!
酒井しのぶの小説に登場する二人が織り成す、会話のみの超ショートショート作品集です。一話読みきりなので、お気軽に読んでいただければと思います。
【Shinobu to Yuji 短編集】
長編ファッキン・シスターズ・クライストの外伝的一話読みきり短編作品集。笑い、切ない過去、素直じゃない愛情、そしてお決まりのエッチな会話。しのぶと有二のツンデレコンビは、殺人事件がなくても面白い。
(注: すべての作品がR15指定です。作品の性格上、性描写、暴力描写、差別的発言などが各所に出てきます。不快に思う人は読まないでください)
酒好きで女好きで自堕落で格好つけの片桐有二は、二十五年まえに体験したレイプ事件のトラウマに悩まされる、ハードボイルドを気取った私立探偵。ある依頼がもとで、変態性癖が巻き起こす事件に首を突っ込むことになってしまう。高飛車で自分勝手なふしだら女の酒井しのぶと共に、事件の真相を探りだすのだが……推理あり、シリアスありの、本格ハードボイルド長編小説。
【あいつとの電話】
ツンデレコンビのしのぶと有二。小説のなかだけじゃなく、普段の会話も超ツンデレ&超下品でちょっぴりエッチ!
酒井しのぶの小説に登場する二人が織り成す、会話のみの超ショートショート作品集です。一話読みきりなので、お気軽に読んでいただければと思います。
【Shinobu to Yuji 短編集】
長編ファッキン・シスターズ・クライストの外伝的一話読みきり短編作品集。笑い、切ない過去、素直じゃない愛情、そしてお決まりのエッチな会話。しのぶと有二のツンデレコンビは、殺人事件がなくても面白い。
(注: すべての作品がR15指定です。作品の性格上、性描写、暴力描写、差別的発言などが各所に出てきます。不快に思う人は読まないでください)
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【ボチボチと書き始めています】
いろいろあり、忙しい毎日を過ごしています。
書きたい衝動は日に日に増してくるのですが、なかなか時間が作れず、昔のようにすべてを犠牲にして書く勇気もなく、いまは我慢の時期かなと思う今日この頃。
それでも、書かずにはいられないときもあるので、短いエピソード的なものをチマチマと書いたりしています。
皆様のところへ訪問する時間はまだなかなか作れませんが、毎日少しづつですが、勉強し精進しているところですので、いましばらくお待ちくださいませ。
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こんにちは、酒井しのぶでございます。
わたくしがティーンネイジャーの頃と言うのは、音楽を録音すると言えば、カセットテープでした。
先日、友人の家に遊びに行ったとき。
友人の娘(この子かなりわたくしのお気に入り。笑)と音楽の話になりましてね。
最近の流行り音楽のことをあれこれ聞いたり、わたくしの時代の流行りの話をしたりしたんですよ。
友人の娘は中学2年生で、ジャニーズの嵐が大好き。
わたくしとはよく、音楽の話で盛り上がります。
たとえば。
チューチュートレインって言ったら、ZOOでしょう!! とか。
最近じゃ、渡り廊下走り隊とかってのが偉そうにしているようだけど、わたくしの頃はうしろゆびさされ組だったわよ!! とか。(渡り廊下走り隊が偉そうにしているというのは、わたくしのジョークですので、あしからず)
エグザイルがカバーしていたWON’T BE LONGを一世風靡させたバブルガムブラザーズの二人は、昔は漫才師で警察官のコントやっていたのよ!! とか。
ええ、まぁね。
盛り上がっているのはどうやらわたくしだけのようですけどね。(爆)
その子はすでに、バブルガムブラザーズを知りませんし、おにゃんこクラブも知りませんし、ZOOだって名前しか知らないんですけどね。
盛り上がると言うよりは、その子が知らない事実に、熱く突っ込みを入れているだけですね。(ああ、悲しい。笑)
わたくしが子供の頃、我が家は音楽とはぜんぜん縁のない家庭でした。
パパは音楽が好きなのか嫌いなのかまったくわからない人でした。
たぶん、好きじゃないけど好きじゃないとは言えないって感じだったのかな?
とにかく、うるさいのが嫌いな人だったので、テレビの音量にはとってもうるさかったし、ドアの開け閉めも、階段の昇り降りも、歩くときに床がミシッという音にすら、気が狂ったように反応してはそれらの音よりもはるかにうるさい怒鳴り声をあげて、わたくしたちを怒っていました。
テレビでベストテンだのトップテンだのを見ているときも、まったく会話に参加してこないのですが、まえにも話したように親戚が集まることが多かった我が家。みんなで音楽の話をしているときには、いつも必ずベンチャーズのコンサートに行ったことを自慢していました。
まぁそれも、あとでパパの妹に聞いたことですが、本来はパパの妹と姉が行くはずだったのが、姉のほうが風邪で行けなくって代わりに行っただけらしいのですが。(笑)
そんなわけで、我が家には音楽のレコードなんて泳げたいやきくんくらいしかなかったし、それを再生するレコードプレイヤーだって、針が曲がって使えなくなったきり、交換もせずそのままだったりしていました。
唯一音楽が聞けたものと言えば、パパのラジカセだったのですが、これは触ると殺されかねない勢いで怒られるので、まったく触ったことがありませんでしたが、パパがこのラジカセをなにに使っていたのかと言えば、ラジオを聞くためで、いつ聞くのかと言えば寝るとき。
寝るときに枕元にラジカセを置き、ほとんど聞こえない音量で音を出して聞いていたのです。
その音量がどれくらい小さいかというと、パパの頭の上にあるラジカセの音が、パパの隣のママの隣で寝ていたわたくしにはまったく聞こえないくらいの小ささで、パパのイビキや歯ぎしりのがよっぽど迷惑だよという、そんな感じです。
あれ?
なんだかいつの間にかパパの悪口になっていますね。(笑)
でもまぁ、ちょっと趣旨が違ってますが、ついでだからあのクソジジイの悪口もちょっとぶちまけときますか。
「ジジイ!! あたしがピンクレディになりたい! って言って踊っているときに、うるさいって怒鳴り散らして、蹴りまで入れやがって!! あんたが酔っ払ってくだらない嘘八百な昔話しているときのがよっぽどうるさいわよ!!!!」
ああ、すっきりした。(爆)
そんなわけで、我が家には音楽なんてまったく存在していなかったのですが、小学校も高学年になってくると、やはりアイドルとかね。好きになるわけですよ。
わたくしが小学校5年生のときでしたかね。
チェッカーズがね。
夕焼けにゃんにゃんとかね。
恋のABCな歌ばっかりなチェッカーズだったわけで、ちょっとドキドキだったりしたわけですよね。(ムフフ)
あとほら、やっぱり夕焼けにゃんにゃんでしたけどね、とんねるずとかね。
歌謡曲でしたっけ、とんねるずの曲。あれ大好きだったなぁ。
別に話の流れ的に秋元康を褒め称えているわけじゃないんですけどね。(笑)
中学生になると、吹奏楽部に入ったりして、私の音楽好きは加速するわけですが、ちょうどこの頃CDなんてものが一般に広まりだしたわけです。
我が家には、父がそんなだったこともあり音楽を聴く媒体がなかったので、プレスリーが大好きな親戚のおじさんのところに行って、いつもいろんな音楽を聴かせてもらっていました。
ビートルズも、ストーンズも、モンキーズも、ジェイムズ・ブラウンだって、ジャクソン・ファイブだって、モータウン系ポップス全般から、当時流行っていたa-haだってティファニーだって、わたくしの洋楽との出会いはそのおじさんにすべて教えてもらったものでした。
おじさんは中古のオーディオショップでわたくしにデンオンのステレオコンポを買ってくれましてね。
中古だったのでCDはありませんでしたが、カセットテープレコーダーとレコードプレイヤーとラジオとアンプ、それにスピーカー2台のどでかいコンポで、そこら辺のラジカセなんか目じゃないすごい代物で、わたくしはそれで音楽を聴くために、おじさんの家に行っては、おじさんのレコードから好きな曲をカセットテープにダビングして持って帰っていたわけですよ。
ときにはおじさんが選曲してダビングしてくれていたりもしたし、わたくしも自分で好きな曲をアーティストやアルバムを気にせず、バラバラにダビングしていました。
1本のカセットテープのなかに、ストーンズあり、モンキーズあり、プレスリーあり、ティファニーありと、そんな具合だったので、当時のわたくしはアルバム名とかまったく知りませんでした。
その後、お年玉でCDラジカセを買うわけですが、音楽嫌いのクソジ……パパが怒り狂ってCDプレイヤーを破壊したりして、わたくしは家出するわけですよ。
といっても、おじさんちに行っただけなんですがね。(笑)
まぁ、クソジ……パパが謝るまで半年間、おじさんちから自転車で学校に通っていたわたくしでしたがね。
クソジ……パパとはその後も音楽のことで散々衝突しまして、高校のときにバイト代を貯めに貯めて買ったギブソンのレスポールってギター(当時18万くらいだったかな)を破壊されたのをきっかけに家を出て、それっきり妹が結婚するまで、まったく会っていなかったわけですが、まぁその話はまた今度ってことで。
そんなこんなで、クソジ……パパのせいで話が脱線しまくりですが、なにが言いたいのかと言えばですね。
わたくしの青春時代は、音楽を聴くのにはカセットテープが主流だったってことです。
最近の子は知らないでしょうが、カセットテープと言うのは、A面とB面があるんですよ。
CDやMD、最近じゃHDDが主流でしょうが、それらデジタル媒体とは違ってアナログです。
CDだってアナログ音源だった時代ですからね。
カセットテープには録音できる最長時間がありましてね。
46分、54分、60分、90分、120分とかだったかな。それより短いのもありましたけどね。
だいたい主流は46分と60分でしょうか。
アナログですから、音が劣化するんですよ。
テープが伸びるせいで起こる劣化と、擦り切れて起こる劣化の2種類が主な原因で、どちらにもそれなりの対策はありました。(完璧には防げず、劣化を遅らせるだけですが)
テープが伸びるのを防ぐには、なるべく再生時間の少ないテープを使うのが対策で、擦り切れてしまうことに対しては、質の良いテープを使うことが対策でした。
カセットテープにはランクがあり、ノーマル、ハイポジション、メタルの3種類がありました。
このうち、メタルは文字通り金属素材のテープだったので、劣化にめっぽう強かったのですが、値段が高いのと、テープが丈夫過ぎるために再生機のヘッド(音を拾う部分)のほうが痛んでしまうという弱点があったので、いろいろな条件を考えると、ハイポジションで46分のものが理想でした。
そして、この46分のカセットテープに、自分の好きな曲を録音して、カーステレオで再生しながらドライブするのが、わたくしたちの世代にとっての青春だったわけですね。
アナログですから、いまのデジタル音源のように、早送りとか素早くできないわけですよ。
最近のようにとりあえず気になった曲をかき集めて、好きな曲だけ聴きつつ、聴きたくない曲は早送りとかって、なかったんです。
ほら、いまだと早送りすると、すぐに次の曲になるでしょ?
カセットテープはそんなことできないんですよ。
だから、カセットテープには自分が本当に好きな曲で、なおかつ好きな相手とのドライブのときに聴きたい曲だけを録音するんですよ。
その日のデートの行き先に合わせてチョイスしたりして録音するのですが、さっきも言ったとおり、カセットテープにはA面とB面があり、両面合わせて46分とか60分とかなわけですね。
だからたとえば、60分テープだったらA面30分、B面30分とかになるわけです。
その時間配分も考えて選曲するんです。
デジタル媒体とは違って、たとえばA面に入れた曲が26分で終われば、残り4分は無音のままでテープは再生し続けちゃうわけです。
ですから、その4分を埋めるための曲を考えたりもしなきゃならないわけですが、単に隙間埋めで曲を選ぶところに美学はないわけですよ。(笑)
最初からちゃんと時間を計算して、A面にはどの曲、B面にはどの曲と言った具合に選んで、無音でテープが回っちゃう時間をなるべく少なく、なおかつ好きな曲だけで、さらには自分で考えた理想の曲順であることこそが、お気に入りカセットテープを作る醍醐味なわけです。
カセットテープには、余分な部分がありまして、60分テープだからと言って60分ぴったりしか再生できないわけじゃなく、1分か2分くらいの遊びがあるんです。
つまり、A面だけで31分くらいは録音再生できたりするんですね。
そこら辺も計算に入れて録音したりするのも、楽しみの1つでした。
いまのデジタル録音媒体には、カセットテープのときのような楽しみはありません。
ほとんど無限大とも言えるほどに録音できちゃいますし、その膨大な録音のなかからそのときに聴きたい曲だけを選び出すのが簡単にできますからね。
いまなら、ビートルズを聴いたことがないって友達がいたら、ビートルズの主要曲をぜんぶ録音した音源を渡せばいいだけですが、昔はそうはいきませんでした。
自分が持っているビートルズのアルバムから、自分のお勧めの曲だけを選りすぐって録音して渡したりしていたわけですよ。時間が許せばテープだけじゃなく自分もくっついていって、解説までしてあげちゃったりして。(笑)
解説しながら、しまった!! あの曲も録音しとくべきだった!! なんて思ったりするんです。(爆)
苦労や手間が楽しみになる、そんな時代だったんです。
だからと言って、なんでもかんでも便利になるということは、楽しみが減るってことに繋がるんです、なんて言うような哲学的なことを言う気はありませんけどね。
わたくしのブログに哲学を求めちゃいけません。(笑)
とはいえ、カセットテープに好きな曲を録音して、愛しい人へチョコと一緒にバレンタインの贈り物にしたりした女の子もいるんじゃないかな。
それくらいに、カセットテープは個人の思いを詰め込める大事な録音媒体だったんですね。
そんなカセットテープと青春時代を、ちょっと思い出したりしながら、いま流行りのデコポッキーを作ってみたわたくしでありました。(笑)
本日の「しのぶが思うハードボイルド」
マイクロカセットって何気にシュールだった気がする。
以上でございます。
それではまた、酒井しのぶでございました。
わたくしがティーンネイジャーの頃と言うのは、音楽を録音すると言えば、カセットテープでした。
先日、友人の家に遊びに行ったとき。
友人の娘(この子かなりわたくしのお気に入り。笑)と音楽の話になりましてね。
最近の流行り音楽のことをあれこれ聞いたり、わたくしの時代の流行りの話をしたりしたんですよ。
友人の娘は中学2年生で、ジャニーズの嵐が大好き。
わたくしとはよく、音楽の話で盛り上がります。
たとえば。
チューチュートレインって言ったら、ZOOでしょう!! とか。
最近じゃ、渡り廊下走り隊とかってのが偉そうにしているようだけど、わたくしの頃はうしろゆびさされ組だったわよ!! とか。(渡り廊下走り隊が偉そうにしているというのは、わたくしのジョークですので、あしからず)
エグザイルがカバーしていたWON’T BE LONGを一世風靡させたバブルガムブラザーズの二人は、昔は漫才師で警察官のコントやっていたのよ!! とか。
ええ、まぁね。
盛り上がっているのはどうやらわたくしだけのようですけどね。(爆)
その子はすでに、バブルガムブラザーズを知りませんし、おにゃんこクラブも知りませんし、ZOOだって名前しか知らないんですけどね。
盛り上がると言うよりは、その子が知らない事実に、熱く突っ込みを入れているだけですね。(ああ、悲しい。笑)
わたくしが子供の頃、我が家は音楽とはぜんぜん縁のない家庭でした。
パパは音楽が好きなのか嫌いなのかまったくわからない人でした。
たぶん、好きじゃないけど好きじゃないとは言えないって感じだったのかな?
とにかく、うるさいのが嫌いな人だったので、テレビの音量にはとってもうるさかったし、ドアの開け閉めも、階段の昇り降りも、歩くときに床がミシッという音にすら、気が狂ったように反応してはそれらの音よりもはるかにうるさい怒鳴り声をあげて、わたくしたちを怒っていました。
テレビでベストテンだのトップテンだのを見ているときも、まったく会話に参加してこないのですが、まえにも話したように親戚が集まることが多かった我が家。みんなで音楽の話をしているときには、いつも必ずベンチャーズのコンサートに行ったことを自慢していました。
まぁそれも、あとでパパの妹に聞いたことですが、本来はパパの妹と姉が行くはずだったのが、姉のほうが風邪で行けなくって代わりに行っただけらしいのですが。(笑)
そんなわけで、我が家には音楽のレコードなんて泳げたいやきくんくらいしかなかったし、それを再生するレコードプレイヤーだって、針が曲がって使えなくなったきり、交換もせずそのままだったりしていました。
唯一音楽が聞けたものと言えば、パパのラジカセだったのですが、これは触ると殺されかねない勢いで怒られるので、まったく触ったことがありませんでしたが、パパがこのラジカセをなにに使っていたのかと言えば、ラジオを聞くためで、いつ聞くのかと言えば寝るとき。
寝るときに枕元にラジカセを置き、ほとんど聞こえない音量で音を出して聞いていたのです。
その音量がどれくらい小さいかというと、パパの頭の上にあるラジカセの音が、パパの隣のママの隣で寝ていたわたくしにはまったく聞こえないくらいの小ささで、パパのイビキや歯ぎしりのがよっぽど迷惑だよという、そんな感じです。
あれ?
なんだかいつの間にかパパの悪口になっていますね。(笑)
でもまぁ、ちょっと趣旨が違ってますが、ついでだからあのクソジジイの悪口もちょっとぶちまけときますか。
「ジジイ!! あたしがピンクレディになりたい! って言って踊っているときに、うるさいって怒鳴り散らして、蹴りまで入れやがって!! あんたが酔っ払ってくだらない嘘八百な昔話しているときのがよっぽどうるさいわよ!!!!」
ああ、すっきりした。(爆)
そんなわけで、我が家には音楽なんてまったく存在していなかったのですが、小学校も高学年になってくると、やはりアイドルとかね。好きになるわけですよ。
わたくしが小学校5年生のときでしたかね。
チェッカーズがね。
夕焼けにゃんにゃんとかね。
恋のABCな歌ばっかりなチェッカーズだったわけで、ちょっとドキドキだったりしたわけですよね。(ムフフ)
あとほら、やっぱり夕焼けにゃんにゃんでしたけどね、とんねるずとかね。
歌謡曲でしたっけ、とんねるずの曲。あれ大好きだったなぁ。
別に話の流れ的に秋元康を褒め称えているわけじゃないんですけどね。(笑)
中学生になると、吹奏楽部に入ったりして、私の音楽好きは加速するわけですが、ちょうどこの頃CDなんてものが一般に広まりだしたわけです。
我が家には、父がそんなだったこともあり音楽を聴く媒体がなかったので、プレスリーが大好きな親戚のおじさんのところに行って、いつもいろんな音楽を聴かせてもらっていました。
ビートルズも、ストーンズも、モンキーズも、ジェイムズ・ブラウンだって、ジャクソン・ファイブだって、モータウン系ポップス全般から、当時流行っていたa-haだってティファニーだって、わたくしの洋楽との出会いはそのおじさんにすべて教えてもらったものでした。
おじさんは中古のオーディオショップでわたくしにデンオンのステレオコンポを買ってくれましてね。
中古だったのでCDはありませんでしたが、カセットテープレコーダーとレコードプレイヤーとラジオとアンプ、それにスピーカー2台のどでかいコンポで、そこら辺のラジカセなんか目じゃないすごい代物で、わたくしはそれで音楽を聴くために、おじさんの家に行っては、おじさんのレコードから好きな曲をカセットテープにダビングして持って帰っていたわけですよ。
ときにはおじさんが選曲してダビングしてくれていたりもしたし、わたくしも自分で好きな曲をアーティストやアルバムを気にせず、バラバラにダビングしていました。
1本のカセットテープのなかに、ストーンズあり、モンキーズあり、プレスリーあり、ティファニーありと、そんな具合だったので、当時のわたくしはアルバム名とかまったく知りませんでした。
その後、お年玉でCDラジカセを買うわけですが、音楽嫌いのクソジ……パパが怒り狂ってCDプレイヤーを破壊したりして、わたくしは家出するわけですよ。
といっても、おじさんちに行っただけなんですがね。(笑)
まぁ、クソジ……パパが謝るまで半年間、おじさんちから自転車で学校に通っていたわたくしでしたがね。
クソジ……パパとはその後も音楽のことで散々衝突しまして、高校のときにバイト代を貯めに貯めて買ったギブソンのレスポールってギター(当時18万くらいだったかな)を破壊されたのをきっかけに家を出て、それっきり妹が結婚するまで、まったく会っていなかったわけですが、まぁその話はまた今度ってことで。
そんなこんなで、クソジ……パパのせいで話が脱線しまくりですが、なにが言いたいのかと言えばですね。
わたくしの青春時代は、音楽を聴くのにはカセットテープが主流だったってことです。
最近の子は知らないでしょうが、カセットテープと言うのは、A面とB面があるんですよ。
CDやMD、最近じゃHDDが主流でしょうが、それらデジタル媒体とは違ってアナログです。
CDだってアナログ音源だった時代ですからね。
カセットテープには録音できる最長時間がありましてね。
46分、54分、60分、90分、120分とかだったかな。それより短いのもありましたけどね。
だいたい主流は46分と60分でしょうか。
アナログですから、音が劣化するんですよ。
テープが伸びるせいで起こる劣化と、擦り切れて起こる劣化の2種類が主な原因で、どちらにもそれなりの対策はありました。(完璧には防げず、劣化を遅らせるだけですが)
テープが伸びるのを防ぐには、なるべく再生時間の少ないテープを使うのが対策で、擦り切れてしまうことに対しては、質の良いテープを使うことが対策でした。
カセットテープにはランクがあり、ノーマル、ハイポジション、メタルの3種類がありました。
このうち、メタルは文字通り金属素材のテープだったので、劣化にめっぽう強かったのですが、値段が高いのと、テープが丈夫過ぎるために再生機のヘッド(音を拾う部分)のほうが痛んでしまうという弱点があったので、いろいろな条件を考えると、ハイポジションで46分のものが理想でした。
そして、この46分のカセットテープに、自分の好きな曲を録音して、カーステレオで再生しながらドライブするのが、わたくしたちの世代にとっての青春だったわけですね。
アナログですから、いまのデジタル音源のように、早送りとか素早くできないわけですよ。
最近のようにとりあえず気になった曲をかき集めて、好きな曲だけ聴きつつ、聴きたくない曲は早送りとかって、なかったんです。
ほら、いまだと早送りすると、すぐに次の曲になるでしょ?
カセットテープはそんなことできないんですよ。
だから、カセットテープには自分が本当に好きな曲で、なおかつ好きな相手とのドライブのときに聴きたい曲だけを録音するんですよ。
その日のデートの行き先に合わせてチョイスしたりして録音するのですが、さっきも言ったとおり、カセットテープにはA面とB面があり、両面合わせて46分とか60分とかなわけですね。
だからたとえば、60分テープだったらA面30分、B面30分とかになるわけです。
その時間配分も考えて選曲するんです。
デジタル媒体とは違って、たとえばA面に入れた曲が26分で終われば、残り4分は無音のままでテープは再生し続けちゃうわけです。
ですから、その4分を埋めるための曲を考えたりもしなきゃならないわけですが、単に隙間埋めで曲を選ぶところに美学はないわけですよ。(笑)
最初からちゃんと時間を計算して、A面にはどの曲、B面にはどの曲と言った具合に選んで、無音でテープが回っちゃう時間をなるべく少なく、なおかつ好きな曲だけで、さらには自分で考えた理想の曲順であることこそが、お気に入りカセットテープを作る醍醐味なわけです。
カセットテープには、余分な部分がありまして、60分テープだからと言って60分ぴったりしか再生できないわけじゃなく、1分か2分くらいの遊びがあるんです。
つまり、A面だけで31分くらいは録音再生できたりするんですね。
そこら辺も計算に入れて録音したりするのも、楽しみの1つでした。
いまのデジタル録音媒体には、カセットテープのときのような楽しみはありません。
ほとんど無限大とも言えるほどに録音できちゃいますし、その膨大な録音のなかからそのときに聴きたい曲だけを選び出すのが簡単にできますからね。
いまなら、ビートルズを聴いたことがないって友達がいたら、ビートルズの主要曲をぜんぶ録音した音源を渡せばいいだけですが、昔はそうはいきませんでした。
自分が持っているビートルズのアルバムから、自分のお勧めの曲だけを選りすぐって録音して渡したりしていたわけですよ。時間が許せばテープだけじゃなく自分もくっついていって、解説までしてあげちゃったりして。(笑)
解説しながら、しまった!! あの曲も録音しとくべきだった!! なんて思ったりするんです。(爆)
苦労や手間が楽しみになる、そんな時代だったんです。
だからと言って、なんでもかんでも便利になるということは、楽しみが減るってことに繋がるんです、なんて言うような哲学的なことを言う気はありませんけどね。
わたくしのブログに哲学を求めちゃいけません。(笑)
とはいえ、カセットテープに好きな曲を録音して、愛しい人へチョコと一緒にバレンタインの贈り物にしたりした女の子もいるんじゃないかな。
それくらいに、カセットテープは個人の思いを詰め込める大事な録音媒体だったんですね。
そんなカセットテープと青春時代を、ちょっと思い出したりしながら、いま流行りのデコポッキーを作ってみたわたくしでありました。(笑)
本日の「しのぶが思うハードボイルド」
マイクロカセットって何気にシュールだった気がする。
以上でございます。
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